遠視で倒乱視の私がはまってしまったコンタクトレンズ選びの迷宮

まいどはやです。

さて、今回は私のコンタクトレンズ探しについて記事にしたいと思います。

しばしお付き合いください。

目次

☆そもそも私は目がいい

若い頃は見え方で困ったことはありませんでした。

視力検査をすると大体1.5とか1.2で、一生涯眼鏡なんて必要ないと思っていました。

若い頃からIT系の仕事をしていましたが、夕方に多少視力が落ちて0.7位になっても、翌日には元の1.5とか1.2に回復していました。

☆近くが見えにくくなった

職場で中堅と呼ばれ、いくつかのプロジェクトを任されるようになった頃から近くが見えにくくなってきました。

はじめは手元のプレゼン資料が見えづらくなり、本や新聞も。やがて、運転するときに遠くは見えるが、ナビ画面が見えづらくなってきました。

☆眼鏡を作った

そんなことで、一番のニーズを、仕事中の見えづらさを解決するためとして、中近重視の遠近両用眼鏡を作りました。これで家の中や職場周りはほぼ満足のいくレベルになりました。

ところがあるとき、夜間の雨の中で長距離の高速道路を走行したとき、車線の見えづらさなど、視界に不安を感じたことがありました。

そこで、運転にも対応できる遠近両用眼鏡を作り、外出時はこの眼鏡を使用し、家や仕事の時には中近重視の遠近両用眼鏡と使い分けるようになりました。

さらに、長時間パソコン作業をするときには遠近両用眼鏡だとピントが合う範囲が狭いので、パソコン作業用の近距離用眼鏡を作り、気がつけば、3本体制で日常を過ごすようになりました。

☆眼鏡の視界は狭く、運転時に不便と感じた

このように3本体制で眼鏡を使い分けていたのですが、最近感じたのは運転時の視界の狭さでした。

そもそも眼鏡越しの視界の違和感や視界の狭さ、それに遠近両用レンズの特性を考えて大きめのレンズとなるようにフレームを選んでいたのですが、それでも私はそもそも視界が広いようで、車線変更などでレンズを通して見える視界と裸眼で見える視界と、さらにフレームが視界に入り安全確認の際にとても慎重にならざるを得ず、時には後ろのクルマにさりげなく圧力を加えられているように感じることが増えてきて、何かいい手はないのかと思案していました。

☆コンタクトレンズという手があるじゃないか

そもそも私は肩こり症なのですが、整形外科医から「コンタクトレンズにするとよいかもしれない」と教えてもらいました。

遠近両用眼鏡は中央下部が一番近くを見るようにできているので、本やスマホを見るときについつい顎を突き出して組を前に出すような姿勢をとる傾向があります。

レントゲンを撮ってみたらまさにその通りで、いわゆるストレートネックになってしまっていました。ストレートネックについては湿布とストレッチ運動で症状の改善を図ることになりました。

ネットで調べてみると、ストレートネック気味の人が遠近両用眼鏡からコンタクトレンズに換えたら自然と姿勢がよくなって症状が改善したという記事をいくつか見つけました。

さらに遠近両用眼鏡を使って運転を不自由に感じている人がコンタクトレンズにしたら運転がしやすくなったという記事もいくつか見つけることができました。

視力のよい私がまさか眼鏡をかけたり、ましてやコンタクトレンズを使うなんて思いもしなかったのですが、これも年を重ねて仕方のないことと思い、まずは眼科に行ってコンタクトレンズの処方箋をもらうこととしました。

☆行きつけの眼科で処方箋をもらう

まずは年に何度か行く眼科に行き、「コンタクトレンズを使いたいので処方箋を出してほしい」とお願いしました。

一通りの検査をして、コンタクトレンズを使っても差し支えのない目の状態であることを確認後、私に合った度数を調べてもらうことになりました。

裸眼の視力に続き、使用中の眼鏡の度数なども考慮していよいよコンタクトレンズの仕様を決める段になりました。

何にしても初めてなのでよくわからないまま、一覧表から希望のレンズを選ぶことになりました。

まずは期間。ワンデーに2ウィーク、さらに1ヶ月と言うのもあるらしく、どれが良いかと聞いても一長一短で選ぶことができなかったので、とりあえず2ウィークにしました。

さらに5つくらいのものから選ぶのですが、ここからさらにわからなくなりました。選べるということは迷うということだと誰かが教えてくれたが本当に困惑するしかありませんでした。

結局えらんだのが「CooperVision」というメーカーのレンズです。

初めてのコンタクトレンズなので、メーカーの善し悪しなんてわかるはずもなく、テレビコマーシャルでも聞いたことがなかったのでどうなのかと心配になったが、後で調べてみたら当然安心できるメーカーでした。

度数については自分の認識が全然違っていました。

自分は老眼で遠近両用眼鏡を使っているつもりだったので、遠方を見る部分はほぼダテ眼鏡だと思っていましたが、実は遠視で加齢により近場にピントが合わせられなくなっていたのだとここにきて驚きの再認識をする羽目になりました。

さらに乱視が入っており、眼鏡と違ってコンタクトレンズはそのすべてを矯正することができないので、何を重視して何を諦めるかがポイントになるとのことでした。

実は記事を書いているいまだからこそ、振り返っていろいろなことが理解できるのだが、この時点では何をどう判断したらよいのかわからずにプチパニックになっていました。

このときの処方箋は以下のような内容です。

<コンタクトレンズ処方箋>

レンズ名 : バイオフィニティトーリック

Power : +2.25

Cyl : −0.75

AX : 90

この眼科では、処方箋とともにテスト装着用のレンズをそのまま持ち帰ることになりました。診察の最後に、「このレンズではスマホが見にくい」と伝えたところ、「処方箋ではもう一段度を入れたものにしておく」と言われたので、テスト装着用のレンズはおそらくPower+2.00のものだったと思います。

そして、眼鏡で利用している行きつけの眼鏡市場に処方箋を持って行き注文。すぐには買えず、取り寄せとなるので1週間後に取りに行くこととなりました。

☆テスト装着レンズの付け具合と見え具合、取り寄せたレンズへの期待

そこから一週間はテスト装着レンズで付け外しに慣れたり、視界になれるなどの訓練期間となりました。

私の場合は装着直後から何の違和感もなく、とにかく視界が広くなったのがありがたいという感じでした。

正直言うと、付け方に3日程度、外し方になれたのは1月くらいかかりました。

私の感想では、「外す際には思い切りが大切。レンズはしなやかなので、軽く二つ折りにするイメージで」やればあっさり外すことができました。

見え方は、眼鏡のようにすっきりしませんでした。まあ取り寄せたレンズはまた違うだろうとイマイチ感を持ちつつ一週間を過ごしました。

☆バイオフィニティトーリック +2.25 −0.75 90

装着感はテストレンズと同じものだったので違和感ありませんでした。度が一段上がってるために手前はよく見えます。しかし今度は遠くが見えづらくなりました。眼鏡と違って遠近ともにすっきりとはいかないようです。まあ、日常生活やクルマの運転に支障はありませんが、パソコンやスマホを操作するのを自然と避けている自分に気づいてしまいました。

ここからコンタクトレンズ選びの迷宮にはまって行ってしまいました。

☆モイストアイ +2.00 −0.75 180

以前眼鏡を作ったときに、眼科の処方箋は乱視角度AXが90°だったのに、眼鏡を作ったときには180°レンズだったのを思い出し、度数を一段戻し+2.00・AX180°のレンズをネットで購入しました。

ここで、処方箋がないと買えないメーカーと無くても買えるメーカーがあることに気づきました。

結論的にはAX180°は遠近ともに見えづらく、処方箋90°が正解であることを認識しました。

あと、付け外しはバイオフィニティよりしやすいですね。

☆ツーウィークピュア +2.50 ADD+0.75

ここからは乱視を捨てて遠近両用を試すことにしました。

というのも、ネットの情報では、ー0.75あたりは乱視矯正をするしないの微妙なところらしく、そうであれば遠近のピント優先でも良いのではないかと思い試してみることにしました。

ちなみにこのレンズは注文間違いで、本来であれば眼鏡と同じ、Power0.75・ADD2.25を注文すべきところ、逆の数値で注文してしまいました。

当然見え方は期待通りではなかったですが、装着感はかなり良かったです。付け外しもモイストアイ同様でした。

なんか付け心地と付け外しのしやすさを書いた記事になってきちゃいました。

☆エアオプティクス プラス ハイドラグライド +0.75 ADD+2.50

今回は間違わずに遠近両用のコンタクトレンズを入手できました。

度数は眼鏡と同じ数値で、乱視抜きのものです。

見え方は比較的自然で、遠近両用眼鏡に近いのですが、やっぱり乱視がない分すっきりはしません。

しかし、日常の生活にはほぼ困らず、クルマの運転も大丈夫です。

眼鏡のくっきり感をとるか、コンタクトレンズの視界の広さや装着感をとるか、ここが悩みどころですね。

付け外しはこれまでで一番いいです。慣れかなと思い、今回の記事を書くに当たり、もう一度最初に購入したものから順に付け外しを試してみましたので間違いないです。ただしあくまでも私の場合はですが。

☆エアオプティクス プラス ハイドラグライド +0.50 ADD+2.50

ここで有益な情報を見つけました。

眼鏡の度数とコンタクトレンズの度数は微妙に異なると言うことです。理由は眼球との距離とのこと。

私のケースでは概ね0.25の差があるようです。そのため今回はPower+0.50・ADD+2.50としてみました。

正直あまりさは感じないのですが、電車で遠方に出かけたりクルマで中距離を走ってみましたが特に不便は感じませんでした。

☆とりあえずまとめ

今回はコンタクトレンズ選びの迷宮にすっかりはまってしまいました。

現時点での結論は、「眼鏡のくっきり感をとるか、コンタクトレンズの視界の広さや装着感をとるか」というところです。

一方で、レンズの種類によってずいぶんと装着感や付け外しに差があることも分かりました。

言うまでも無く、2005年4月の薬事法の改正によりコンタクトレンズは透析器、人工骨、人工呼吸器などと同様の高度管理医療機器として、副作用・機能障害を生じた場合の人体へのリスクが高いものと、位置づけられました。コンタクトレンズの間違った選択や使用は、眼の疾病を招く危険さえあります。

今回私は最初に眼科でコンタクトレンズ装着の可否と付け外しなどの指導を受けた上で、自分の納得のいく見え方を模索するために自己責任で何種類かのコンタクトレンズを試しました。

この記事はけして自己判断のコンタクトレンズ使用を勧めるものではありません。

コンタクトレンズの初心者、特に遠視・倒乱視の方がコンタクトレンズを選ばれるときに何を優先して強制するかのヒントとなればと思い書いたものです。あくまでも私の場合と限定した体験談だとご理解頂けたら幸いです。

【参考】 「メニフォーカルZ」について

この迷宮にはまってしまった中で、「メニフォーカルZ」という商品があることを知り、私のケースで使えるかどうかをメーカーに問い合わせてみました。眼科では紹介されなかったものの、一縷の望みを持った枠です。以下はその回答です。
このたびは、弊社お客様センターへお問い合わせをいただき
ありがとうございます。お申し出いただきました規格は、大変恐れ入りますが
弊社ソフトコンタクトレンズのお取り扱いはございません。実際にお客様の目の状態を確認していないため、
明確なご案内はいたしかねますが、
「メニフォーカルZ」ではAX90(倒乱視)の矯正が難しいため、
眼科ではご案内が無かったと思われます。コンタクトレンズの処方につきましては、お手数をおかけいたしますが、
ご利用店舗(眼科)へご相談いただきますようお願いいたします。以上、ご案内申し上げます。
今後もより良い製品と充実したサービスがご提供できるよう
鋭意努力してまいりますので、よろしくお願い申し上げます。

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 株式会社 メニコン  お客様センター 

 TEL 0120-103-109 (受付9:00~18:00/日・祝を除く)







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この記事を書いた人

電子機器の試作会社、老舗出版会社、通信系IT企業を経由して、現在は兼業ブロガー。SDGsに貢献しつつ、生活の中で課題をもって購入した商品のレビュー、プチ旅行の紹介、忘れつつある記憶の記録など、おおむね個人の趣味を綴ったブログにしたいと思います。

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