USB外付けSSDからパソコンを起動したい ~パソコンのメンテナンスの効率化~

まいどはやです。

私はよく中古のノートパソコンを買ってきてメンテナンスして知人に使ってもらっています。

基本的にはCore i5搭載のノートパソコンのHDDをSSD化し、メモリーを8GBに増設するだけで概ね困らない程度のパソコンになります。

特にWindowsのライセンスシールがついていたり、オフィスソフトがプリインストールされていたりするとさらによく、HDDにリカバリ領域が残っていたりすると申し分ないです。

ノートパソコンの多くはHDDやメモリーにアクセスしやすくできています。また、一見アクセスしにくそうな機種でもネットに情報をあげてくださっている方がいらっしゃるので、デスクトップパソコンを自作できる方であれば問題なく、そうでない方でもそれなりにSSD化とメモリー増設が可能です。

先般はCore i3のきれいなノートパソコンを買ってきて、ジャンクのCore i5のノートパソコンのCPUを移設してみました。

こんなことをたびたびしているため、ノートパソコンのメンテナンス用にいろんな道具が増えてきています。

今回は、その中でも最近ようやく解決した道具「USB外付けSSD」について書きたいと思います。

参考になったサイトはこちらです。

とても分かりやすく作業が出来、あらためて自分のブログに記事とするものではないのですが、人さまのサイトですと何らかの理由で見失ってしまったりしますし、自分が実作業する中でつまづいたところなどを残しておきたいと思ったため記事にしてみました。

なのでほとんど忘備録です。

実作業のためには、上記に紹介したサイトをご覧になられることを強くお勧めします。

目次

【USB外付けのSSDにWindowsはインストールできない?】

☆結論 できます!☆

かなり昔からパソコンの自作をしてきた私にとって、ある時から「USB外付けドライブにWindowsがインストールできない」状況となっていました。

しばらくその必要性がなかったので、特に困ることもなかったのですが、必要に迫られてやってみたらできなくなっていたというのが素直な感想です。

ネットで調べてみると、有料・無料のソフトがあったりもするのですが、サクッとやってみてうまくいかなかったので「やっぱりできないんだな」と思っていたところ、今回良い記事に出会い実現できました。

そちらのサイトにも書いてありますが、

(本記事に書く様に「実際にはできる」のですが、公式には説明されていませんし、インストール方法も難しい迄ではないのですが決して簡単とも言えません)

(※)正確に書くと「簡単だけど多少面倒くさい」&「簡単だけど間違えると致命的な問題になる危険性がある」(間違えなければ良い話なのですが、PCが全く分からないレベルの人はやらない方がいいかも?レベルです。Windowsでフリーソフトとかダウンロードして設定した事のあるレベルなら問題なく出来ると思います)

ということのようです。

確かにテキストベースのコマンドをいくつか使いますし、ドライブ選択を間違うと既存のシステムを消してしまうことにもなりかねません。

ですので、引用部分にあるようにご自身のレベルを適正に見極めて取り組んでいただければと思います。

Windows To Goをつかう

☆今回は「”Windows To Go”というUSBメモリにWindowsをインストールして持ち運ぶ機能」を使います。機能に違いは見当たりません。(個人の感想)☆

むかしのWindows にあった機能ですが、正直実用にならない感想しかありませんでした。現在は、Windows10の「Enterprise」版だけにある機能として時折記事を見かけます。

しかし、今回参考にしたサイトでは

(詳細は知らないのですが)実は「Windows To Go」の機能はWindows7/8/8.1/10などのHome/Pro版のインストールメディアにも実装されているみたいで、「手動でインストールすればインストールできる」みたいです(公式の機能ではないので自己責任にはなります)

とあります。

なお、USBメモリへのインストールはモノによるようで、私は成功しませんでした。

USB接続のSSD/HDDケースと128GBのSSDをあわせても3千円程度で買える時代ですので、こちらをお勧めします。

なお、USB接続のSSD/HDDケースはUSB3.0規格のものをお勧めします。

【手順① Windows10のインストールメディアをダウンロードする

1、https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10をブラウザで表示します

2、「ツールを今すぐダウンロード」ボタンをクリックします

3、ダウンロードが完了したら、ダウンロードした「MediaCreationTool21H2.exe」をダブルクリックして起動します

4、(「適用される通知とライセンス条項」で)「同意する」ボタンを押します

5、(「実行する操作を選んでください」で)「別のPCのインストールメディアを作成する」を選んで「次へ」ボタンを押します

6、(言語・アーキテクチャ・エディションの選択」で)「アーキテクチャ」が「64ビット(x64)」になっている事を確認して「次へ」ボタンを押します

7、(「使用するメディアを選んでください」で)「ISOファイル」を選択して「次へ」ボタンを押します

8、(任意の場所選んで)「保存」ボタンを押します

9、ダウンロードが完了するのを待ちます

10、ダウンロードが完了したら「完了」ボタンを押します

【手順② USB外付けSSDにWindows10をインストールする

まず最初に注意事項があります。よく読んでからおすすめください。

(※)重要
下記の操作は決して難しい内容ではありませんが、「操作するドライブ番号を間違えた場合、元のWindowsが消える危険性がある行為」である事を十二分に理解してください。実行される場合は自己責任になります

「ディスクの管理」画面などでの「ドライブ番号」の数字について、この説明では外付けSSDのドライブ番号を「1」として説明していますが、あなたの環境では「2」や「3」になっている可能性もありますので、その場合は読み替えてください。ここを間違えて、あなたの環境では消してはいけない「1」ドライブを消してしまったら取り返しがつかない事態になる事に十二分に注意してください

可能であるならば、普段使ってない様な「Windowsのサブ機」などでやるのが一番安全かとは思います

繰り返しになりますが、下記の作業は「自己責任」です。(慎重にやれば間違う事はまず無いはずですが)「自己責任であって、何が起こってもこちらでは責任が取れません」ので、その点は十二分に理解してください

1、PCを普通に起動してください

2、USB外付けSSD/HDDを接続してください

3、「スタート」ボタン(Windowsボタン)を右クリックして、ポップアップメニューから「ディスクの管理」を選択してください

4、この説明の環境では、USB外付けSSDは「ディスク1」になっています
(※)重要 あなたの環境で接続したUSB外付けドライブが「ディスク1」と同じであるか?又は「ディスク2」や「ディスク3」など違う番号になっているか?は非常に重要ですので、くれぐれも慎重に確認してください。

この説明の環境では「ディスク1」なので、以降「1」として扱います
(あなたの環境で「1」と同じでいいのか?「2」や「3」に置き換えるのか?慎重に確認してください)

5、(説明の環境では)「ディスク1」の「未割り当て」の部分を右クリックして、ポップアップメニューから「新しいシンプルボリューム」を選択します

6、(「新しいシンプルボリュームウィザードの開始」で)「次へ」ボタンを押します

7、「シンプルボリュームサイズ」を「600」にして「次へ」ボタンを押します

8、「次のドライブ文字を割り当てる」で「B」を選択して「次へ」ボタンを押します

9、「ファイルシステム」を「FAT32」にして「次へ」ボタンを押します

10、「完了」ボタンを押します

11、もう一度、「未割り当て」を右クリックして、ポップアップメニューから「新しいシンプルボリューム」を選択します

12、(「新しいシンプルボリュームウィザードの開始」で)「次へ」ボタンを押します

13、「次へ」ボタンを押します
(※)今回はファイルサイズは最大値を割り当てるので表示されたまま変更しません

14、「次のドライブ文字を割り当てる」を「O」にして「次へ」ボタンを押します

15、「ファイルシステム」が「NTFS」である事を確認して「次へ」ボタンを押します

16、「完了」ボタンを押します

17、(フォーマットに数十秒~数分程度かかるかと思いますが)フォーマットが終了して、「正常(プライマリパーティション)」と表示された事を確認します

(※)ここで改めて、現在操作しているドライブが(この説明の場合では)「ディスク1」である事を確認してください。

あなたの環境で操作しているのが「ディスク1」ではなく「ディスク2」や「ディスク3」だった場合は、これ以降の説明で「1」となっている部分を「2」や「3」に読み替えてください。ここが一番大事な所です

18、スタートボタン(Windowsボタン)を右クリックして、ポップアップメニューから「Windows PowerShell(管理者)」を選択します

(※)「Windows PowerShell」と「Windows PowerShell(管理者)」の2つがありますので、必ず「Windows PowerShell(管理者)」を選択してください

19、PowerShellが起動したら、(下図の様になるように)下記の順番でコマンドを実行してください

(1)diskpart

(2)list disk

(3)select disk 1
(※)「ディスク1」の場合は最後が1ですが、あなたの環境が「ディスク2」や「ディスク3」の場合はそれぞれ「select disk 2」や「select disk 3」と読み替えて実行してください

(4)list partition

(5)select partition 1

(6)active

(7)exit

20、ダウンロードしてあったWindows10のインストール用ISOファイル「Windows.iso」をダブルクリックします

21、ISOファイルがマウントされて、(この説明では)「Fドライブ」としてマウントされました

(※)あなたの環境では「Eドライブ」など別のドライブ名でマウントされている可能性があります。これ以降「F」となっている部分をあなたの環境のドライブ名(「E」など)に読み替えてください

22、起動したままになっていたPowerShell(管理者)で下記の2つのコマンドを実行します

(1)
Dism /Apply-Image /ImageFile:F:\sources\install.esd /Index=1 /ApplyDir:o:\

(※)途中で「F」となっている部分は、あなたの環境のマウントドライブ(Eなど)に書き換えてください

(※)途中でo:\となっている部分は英字小文字の「o」(オー)です。数字の0(ゼロ)ではありません

(※)半角スペースを入れるべき場所には間違いなく半角スペースを入れてください

(※)この処理はSSDで数分、HDDだと数分以上かかると思います(10分以上とか?)

(2)
o:\Windows\System32\bcdboot o:\Windows /l ja-JP /s b: /f ALL

※)途中でo:\となっている部分は英字小文字の「o」(オー)です。数字の0(ゼロ)ではありません

(※)途中で「/l」となっている部分は英字小文字の「l」(エル)です。数字の「1」ではありません

(※)半角スペースを入れるべき場所には間違いなく半角スペースを入れてください

23、Windowsを再起動すると、外付けのSSD/HDDからWindowsが起動します

(※)Windows10の初期設定というか初回起動時の設定でWi-Fiを接続してしまうとローカルアカウントが設定できなくなってしまいます。なので、初期設定ではWi-Fi接続やLANケーブルなどでのネットワーク接続は切った状態で起動してローカルアカウントの設定をした上で、設定完了後にWi-Fi接続をするなりLANケーブルを繋ぐなどした方が良いかと思います

紹介したサイトですと画面のスクリーンショットもふんだんに掲載されており、まず戸惑うことはありませんでした。

最大限に注意すべきは「どのドライブを指定しているか」につきます。

また、コマンドエラーになっても必ずスペルミスが原因ですので、落ち着いて再度やってみてください。必ず成功します。

【手順③ キーボードの設定(英語キーボード設定を日本語キーボードに戻す)

上記の方法でインストールすると、何故か「キーボードのレイアウト」が英語キーのままになっています(「=」とかが打てません)。このキーボードレイアウトを「106/109」に戻す方法を書きます

1、デスクトップを右クリックして、ポップアップメニューから「個人用設定」を選択します

2、「ホーム」を選択します

3、「時刻と言語」を選択します

4、「言語」を選択します

5、「日本語」を選択します

6、「オプション」というボタンが表示されるので「オプション」ボタンを押します

7、「レイアウトを変更する」ボタンを押します

8、「日本語キーボード(106/109キー)」を選択して「OK」ボタンを押します

9、Windowsを再起動します

【まとめ】

以上が今回の忘備録です。

最初にも書きましたが、とにかく参考にさせていただいたサイトの説明が素晴らしいので安心して作業が出来ました。

これからはノートパソコンのメンテナンス作業が劇的にスピーディーになると思います。





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この記事を書いた人

電子機器の試作会社、老舗出版会社、通信系IT企業を経由して、現在は兼業ブロガー。SDGsに貢献しつつ、生活の中で課題をもって購入した商品のレビュー、プチ旅行の紹介、忘れつつある記憶の記録など、おおむね個人の趣味を綴ったブログにしたいと思います。

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