雪景色に包まれる白川郷の合掌造りと結:助け合いの精神が息づく古里

まいどはやです。

2月末に岐阜県にある白川郷を訪れました。白川郷は、美しい山々に囲まれた小さな村で、その伝統的な茅葺き屋根の家屋が有名です。

ここで私は風光明媚な景色や豊かな文化に触れることができました。特に、村の中心部にある「合掌造り集落」は、昔ながらの建築様式を見ることができる絶好のスポットでした。また、地元の方々が守り続けてきた伝統的な生活文化に触れ、温かいおもてなしを受けることもできました。全体的に、白川郷は日本の伝統的な風景を体感するには最適の場所でした。

白川郷(しらかわごう)は、岐阜県内の庄川流域の呼称である。

大野郡白川村と高山市荘川町(旧荘川村)および高山市清見町(旧清見村)の一部に相当し、白川村を「下白川郷」、他を「上白川郷」と呼ぶ。今日では白川村のみを指すことが多い。白川郷の荻町地区は合掌造りの集落で知られる。独特の景観をなす集落が評価され、1976年重要伝統的建造物群保存地区として選定、1995年には五箇山(相倉地区、菅沼地区)と共に白川郷・五箇山の合掌造り集落として、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された。白川郷の荻町地区は、今も実生活の場として使われているところに価値があり、それが他地域の合掌民家集落と違うところである。「世界遺産白川郷合掌造り保存財団」などがその保存にあたっている。毎年1月と2月頃の週末には夜間ライトアップが行われる。なお、2019年からライトアップ見学は完全予約制となった。

公開施設・名所
合掌造り民家園野外博物館。県の重要文化財が9棟ある。
和田家住宅国の重要文化財
明善寺庫裏と鐘楼門は県の重要文化財となっている。
明善寺郷土館
長瀬家住宅
神田家住宅
焔仁美術館
じ・ば工房
どぶろく祭りの館

Wikipediaより

山間に広がる合掌村の写真を見ると、まるでタイムスリップしたような錯覚を覚えます。茅葺き屋根の建物が連なり、白い雪景色に彩られた山々が背景に広がっています。合掌村とは、複数の家族が共同で暮らす大きな建物で、その形状は手を合わせたような形をしています。この独特の形状は、防寒性が高く、また大きな屋根の下で家族が一緒に生活することができるため、山間地域の厳しい自然環境に適した建築様式として発展してきました。合掌村には、美しい風景や伝統的な建築様式だけでなく、地元の人々が守り続けてきた豊かな文化や暮らしの知恵が息づいています。山深い合掌村の写真を見ると、自然との共存と人とのつながりを感じることができます。

白川郷の合掌村は、その美しさや文化的価値が高く評価され、1995年に世界遺産に登録されました。世界遺産登録には、合掌村が持つ独特の建築様式や暮らしの知恵が世界的に貴重であることが認められた結果です。また、白川郷は国内外から多くの観光客が訪れる人気スポットとなっており、地域経済にも大きな貢献をしています。世界遺産に登録されたことで、より多くの人々に合掌村の美しさや価値を知ってもらうことができ、その保護・維持にも取り組まれています。

合掌造り民家園は、白川郷で最も有名な観光スポットの一つで、多くの観光客が訪れる場所です。訪れて時は休館となっていました。しかし、外からでも合掌造りの家々を見ることができます。屋根の形状や石垣、木造の建物が美しい景観を作り出し、まるで時代を超えた風景を見ているような感覚に陥ります。

茅葺きの家が雪に包まれている風景は、まさに雪国ならではの美しい光景です。茅葺き屋根の建物が雪で真っ白に覆われ、近くを流れる小川の音が静かな中、穏やかな雰囲気を醸し出しています。この風景からは、厳しい自然環境の中でも、人々が暖かい暮らしを築いている様子が伝わってきます。茅葺きの屋根は、防寒性が高く、大きな屋根の下で家族が一緒に生活することができるため、山間地域の厳しい自然環境に適した建築様式として発展してきました。この風景からは、自然との共存と人とのつながりを感じることができます。真っ白な雪の中にある茅葺きの家は、寒さを感じさせるだけでなく、何か暖かいものが感じられます。

道の駅白川郷は、白川郷を訪れた観光客にとって欠かせない場所の一つです。ここには、合掌村のミュージアムがあり、合掌造りの建物や生活道具、文化などが展示されています。ミュージアム内では、合掌造りの建物の歴史や、地域の暮らしや文化について学ぶことができます。また、白川郷の景観や自然についても詳しく紹介されており、白川郷の魅力をより深く知ることができます。さらに、道の駅白川郷では、白川郷の名産品や地元の食材を使った料理が楽しめるレストランや、お土産を購入できるショップなどもあります。合掌村のミュージアムを見学しながら、地元の味覚を楽しむこともできます。白川郷に訪れた際は、ぜひ道の駅白川郷に立ち寄り、合掌村の歴史や文化を学び、地元の食材を味わってみてください。

結(ゆい)とは、主に小さな集落や自治単位における共同作業の制度である。一人で行うには多大な費用と期間、そして労力が必要な作業を、集落の住民総出で助け合い、協力し合う相互扶助の精神で成り立っている。

概要
「結い」とも表記する。

結とは労働力を対等に交換しあって田植え、稲刈りなど農の営みや住居など生活の営みを維持していくために共同作業をおこなうこと、もしくはそのための相互扶助組織のことをいう。社会基盤の維持にかかわるものは特に自普請ともよび、労力、資材、資金を提供しあう互助活動全体を指す。地縁にもとづく「近所付き合い」とみなすことも可能であり、古くは「十分の付き合い」や隣組も結の一種といえる。また、広義には無尽や消防団などは資金や災害対策の労役に限った結であるといえる。

日本の結
「ゆい」とは、田植え、屋根葺きなど一時に多大な労力を要する際におこなう共同労働の形態のことであり、「もやい(催合)」と称されることもあるが、厳密には「もやい」が「共にあるものが共に事を行う、あるいは共にもつ」のに対し、「ゆい」は「共にはないが、たがいの約束にもとづいて共に事を行う」ものであり、歴史的には「ゆひもやとはで、早苗とりてん」の歌がすでに鎌倉時代にみられるところから、中世もしくはそれ以前にさかのぼる民俗であったと推定される。ここにおける「やとう(ふ)」は「家問う(ふ)」が原義と考えられ、頼むべき家々をまわって労力の共同を申し入れ、それによって助けられれば自分の家もそれに応じて返すことを前提としていた。それに対し、「もやい」には、たがいに労力を貸し借りする観念はなかった[4]

中部地方の合掌集落
日本の富山県の五箇山から岐阜県の白川郷の合掌集落では、現在でも合掌造りの茅葺屋根の葺き替えに結の制度が残っている。葺き替えは約30-40年に一度行われ、それにかかる労力と費用は莫大なものである(単純に人件費を現代の価値に換算すると片面の葺き替えだけでも1千万円以上ともいう)が、これらは無報酬で行われた。

Wikipediaより

白川郷は、古くからの茅葺きの家や結が残る山間の集落で、世界遺産にも登録されている日本を代表する観光地のひとつです。合掌造りの美しさに加え、四季折々の景色や地元の食材を使った料理など、訪れる人々を魅了します。また、茅葺きの家や結には、地域社会における助け合いの精神や共同体のあり方が表れており、そこに触れることで、日本の伝統的な文化や風習を感じることができます。観光地としての魅力だけでなく、地域社会に根ざした文化や生活の豊かさを感じられる点が、白川郷の魅力の一つです。白川郷は、四季折々の風景や行事、また、茅葺きの家や結を中心とした文化や生活に触れることができる観光地です。訪れる人々が、地元の人々と触れ合いながら、日本の伝統や文化を感じることができる場所です。また、自然に囲まれた豊かな環境の中で、ゆったりとした時間を過ごすこともできます。白川郷は、日本の魅力を余すことなく体感できる、素晴らしい場所です。







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この記事を書いた人

電子機器の試作会社、老舗出版会社、通信系IT企業を経由して、現在は兼業ブロガー。SDGsに貢献しつつ、生活の中で課題をもって購入した商品のレビュー、プチ旅行の紹介、忘れつつある記憶の記録など、おおむね個人の趣味を綴ったブログにしたいと思います。

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