ボクらの時代– category –
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ボクらの時代
時代を先取りした「68000」の軌跡:Macからメガドラ、X68000まで、名機を支えた魂のCPUを紐解く
1. 8ビット時代の終わりを告げた「32ビットの衝撃」 1979年9月にモトローラ社が発表したMC68000(以下、68000)は、当時のパソコン界に巨大なインパクトを与えました。他社の主力パソコンがようやく8ビットから16ビットへ移行しようとしていた時代に、6800... -
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最後にして最高のポケコン、シャープ「PC-E500」の軌跡と技術的魅力:その圧倒的完成度を振り返る
かつて、エンジニアや学生、そしてプログラミング愛好家たちがこぞって上着のポケットに忍ばせていたコンピュータがありました。 それが、シャープのPC-E500です。1980年代から始まったポケコンの歴史の中で、事実上「最後にして最高のポケコン」と評され... -
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8ビットPCの革命児「シャープ X1」:テレビ事業部が生んだ異色の名機とその軌跡
1980年代初頭、日本のパソコン市場はまさに戦国時代にありました。日立の「ベーシックマスター」、シャープの「MZ-80K」、NECの「PC-8001」が旧御三家と呼ばれた時代を経て、1982年11月に登場したのが**SHARP X1(初代CZ-800C)**です。NECのPC-8801、富士... -
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レトロPCの至宝、ソニーMSX「HitBit」を語り尽くす —— デザインの革新と現代に繋ぐメンテナンス
1. 「ひとびとの、ヒットビット」ソニーがMSXに込めた想い 1983年、ソニーはMSX規格の誕生とともに、独自のパソコンブランド**「HitBit(ヒットビット)」**を立ち上げました。この名前には、「ヒット」するようにという願いと、コンピューターの単位であ... -
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1976年、秋葉原から始まったPC革命――「TK-80」が変えた日本の未来と技術者たちの情熱
1976年(昭和51年)8月3日、日本の電子産業史における決定的な転換点となる製品が発売されました。日本電気(NEC)が送り出したマイクロコンピュータ・トレーニングキット**「TK-80」**です。この製品は、当初の目的であった産業用エンジニア向けの教育ツ... -
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究極のモバイル「VAIO P」を2025年に呼び戻す――15年目の延命と活用ガイド
はじめに:ポケットに収まるPCの衝撃 2009年、ソニーが発表したVAIO type P(VGN-Pシリーズ)は、PC業界に大きな衝撃を与えました。ジーンズのポケットに本体を差し込む広告ビジュアルは今も語り草であり、「ポケットスタイルPC」という新しいカテゴリーを... -
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夢を超えた、黄金のマスクの再臨――シャープ「X68000」が築いたパーソナルワークステーションの伝説
1. 彗星のごとく現れた「夢のマシン」 1987年3月22日、日本のパソコン史に深く刻まれる一台のマシンが誕生しました。シャープが発表したX68000です。 当時、このマシンは単なる「パソコン」ではなく、高度なグラフィックとサウンド機能を備えた**「パーソ... -
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80年代の熱狂を奏でた「YM2151」:伝説のFM音源チップが現代に蘇る理由
序文 1980年代から90年代前半にかけて、ゲームセンターの喧騒の中で私たちの心を掴んで離さなかった「あのサウンド」。その中核を担っていたのが、ヤマハが開発したFM音源チップ**「YM2151」**、通称「OPM」です。このチップは、単なる電子音の枠を超え、... -
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時代を超えて輝く「トヨタ2000GT」の伝説――不滅の記録と、愛車を100年先へ残すためのメンテナンス術
日本の技術力を世界に知らしめた「トヨタ2000GT」の誕生 1960年代、実用車中心だった日本の自動車産業が、欧州のスポーツカーに肩を並べるべく挑戦を開始しました。その象徴がトヨタ2000GTです。トヨタの企画・デザインと、ヤマハ発動機の高性能エンジン開... -
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50年前のガレージ革命:Altair 8800が切り拓いたパーソナルコンピュータの夜明け
はじめに:1975年1月の衝撃 1975年1月、アメリカの電子工学雑誌『Popular Electronics』の表紙に、一つのキットが掲載されました,。「Altair 8800」439ドル。それまで企業や大学の専用施設にしか存在しなかったコンピュータを、一般個人が「自室」に持てる...