2026年、日本の自動車市場において日産自動車が放つ「二本の矢」が大きな話題を呼んでいます。約16年という長い沈黙を破りフルモデルチェンジを果たす高級ミニバンの雄**「新型エルグランド」と、伝統の継承と進化を両立させるスポーツカー「フェアレディZ」**のマイナーチェンジです。今回は、最新のソースに基づき、これら2台がどのようにお色直しされるのか、その詳細を深く掘り下げていきます。
1. 新型エルグランド(E53型):王座奪還を狙う「移動するラウンジ」
2025年4月にデザインの一部が公開され、ジャパンモビリティショー2025でついにそのベールを脱いだ新型エルグランドは、2026年夏の発売を予定しています。
圧倒的な存在感とサイズ 新型エルグランドの最大の特徴は、現行型(E52型)の課題であった「小さく見える」印象を完全に払拭したボディサイズにあります。全高は1,975mmに達し、ライバルであるトヨタのアルファード/ヴェルファイアを40mmも上回る設定となりました。これにより、周囲を見下ろすような視界と、圧倒的に開放的な室内空間を実現しています。
革新のパワートレイン:第3世代e-POWERとe-4ORCE 心臓部には、発電専用の1.5L直列3気筒ターボエンジンを搭載した第3世代e-POWERが採用されます。システム最高出力は340馬力相当(250kW)、最大トルクは530Nmに達すると予想され、これは5.0Lガソリンエンジンに匹敵するパワーです。 駆動方式は電動4輪制御技術**「e-4ORCE」**に一本化され、前後モーターの統合制御により、揺れの少ない快適な乗り心地と、雪道でも安心の走破性を提供します。
豪華を極めたインテリアと先進装備 内装は「プライベートラウンジ」を目指し、国内初となる14.3インチの大型ディスプレイを2枚並べた統合インターフェースを採用。さらに、BOSE製22スピーカープレミアムサウンドシステムや、アルファードで廃止され要望が多かった助手席オットマンを復活させるなど、徹底した「おもてなし」が施されています。
2. フェアレディZ(RZ34):NISMO×MTという「究極の選択」
一方、2022年の登場以来高い人気を誇るフェアレディZ(RZ34型)も、2026年6月に初の大規模マイナーチェンジを実施します。
NISMOに待望の6速MTを追加 スポーツ走行を愛するファンにとって最大のニュースは、ハイパフォーマンスモデルである**「フェアレディZ NISMO」に6速MTが追加設定**されることでしょう。これまでは9速ATのみでしたが、マシンを自在に操る楽しさが加わることで、その魅力はさらに高まります。
ヘリテージの継承:特別仕様車と新デザイン 今回のマイナーチェンジでは、Z32型を彷彿とさせる水平なテールランプや、空力性能を追求した「Gノーズ」風のフロントバンパーが採用される見込みです。また、特別仕様車**「ヘリテージエディション」**の追加も決定しており、ブロンズカラーのRAYS製19インチホイールや専用デカールを備えた、歴史への敬意を表したモデルとなります。
3. 経済性と将来性:1.5Lの減税メリット
新型エルグランドにおいて見逃せないのが経済性です。e-POWERの発電用エンジンが1.5Lであるため、自動車税は年間30,500円に抑えられます。これは2.5Lエンジンのライバル車(年間43,500円)と比較して毎年13,000円安く、長期保有するユーザーにとって大きなアドバンテージとなります。
まとめ
2026年に登場する日産の新型車たちは、単なるスペックアップに留まらず、ユーザーの「欲しい」を形にしたモデルと言えます。新型エルグランドは利便性と豪華さでミニバンの頂点を狙い、フェアレディZは操る喜びと伝統でスポーツカーの魂を揺さぶります。
この2台の登場は、まさに**「眠っていた巨人が目を覚まし、かつての栄光を取り戻すために立ち上がった姿」**のようです。2026年夏、日本の道にどのような新風を吹き込んでくれるのか、今から期待が止まりません。

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