まいどはやです。
※この記事はJCOMから別環境への乗り換えを検討し、完了するまでの流れを随時追記する進行形の記事となります。(6月2日)
【J:COMとの付き合いはかれこれ15年余り】
そもそもは引越し先のテレビ受信の環境が悪くて、「アンテナを立ててもきれいにテレビは映りませんよ」とアンテナ業者数社から言われたためでした。アナログテレビの時代で近くに高圧鉄塔がある環境だったのです。
ですからJ:COMの最初の契約ではCATVの契約のみでした。この環境でCATVとアナログテレビ(VHF+UHF)とBSがみれました。子供が小さかったこともあり、アニメチャンネルが見られるのもメリットでした。
そのうちに地デジの時代となり、アナログテレビで地デジが見れる時期を経て、地デジ対応テレビを購入しました。子供の成長とともにTVの台数も増えていきました。このあたりから不満が出始めてきました。それはセットトップボックス経由でないとBSが見られないこと。BS番組の録画はセットトップボックスにのみ録画となります。もともと外部からリモートでテレビ番組の録画予約ができるようにビデオデッキとSONYのnasneを使っており、録画環境も残念な環境となっていました。
あるタイミングではJCOMをやめようと試みたこともあったのですが、特別割引の誘惑に負けて契約を継続したり、解約月を逃してやむなく継続してしまったりと、ある意味不便を感じながらグズグズと今日に至ったわけです。
ちなみにインターネットと電話回線もADSLから光回線を経てJCOMに統合しています。
【実現したいこと】
今回実現したいことを整理しておきたいと思います。
- インターネット回線の速度を上げたい。(JCOM320M)
- インターネット回線が不安定で日に何度か切れたり、大幅な速度低下が起きるのを改善したい。
- 映像配信サービスを利用すると画像が荒くなったりカクカクしたりするのを改善したい。
- どの部屋のTVでも単体で地デジとBSが視聴できて録画できるようにしたい。
- 月額料金をできれば下げたい。
- 乗り換えに際してのコストを下げたい。
そして現状はこんな感じです。
- TV・ネット動画 セレクト セットトップボックス2台(一台は無料)
- ネット 320Mコース
- 固定電話
- NHK団体一括代行請求
以上で13,040円 (NHK受信料は二月ごとなので、NHK受信料のない月は9,000円です。
【JCOMの解約時のウワサ】
J:COMの解約時のウワサはネットにゴロゴロ転がっています。
大きくは解約を申し出たときの対応で、①解約関係の費用が高額、②まれに引き止めのために特別割引が提案されることがある、などです。あとは対応が横柄だということですかね。これは我慢ということで。
②については以前に体験済みで、光回線に変えると言ったら「2年間は毎月6,000円」と言われたことがあります。その2年後に解約しようかと迷って何気に聞いたところ冷たくあしらわれました。
①についてはどうなんでしょう?
ネットの声をいつくか拾ってみると、概ねこんな感じですね。
- 戸建て・部分解約 税込5,280円
- 戸建て・全解約 税込10,780円
- 固定電話 ナンバーポータビリティ税込2,420円
- 契約解除料金(違約金) 0円、または3,850円~38,500円
この解約費用をどう抑えるか、または乗換先のキャッシュバックなどでどう補填するかが検討のポイントになりそうです。
【BSパススルーしか勝たん!】
さて、どのように乗換先を検討していくかですが、私のケースの場合、「どの部屋のTVでも単体で地デジとBSが視聴できて録画できるようにしたい。」というのが意外とネックになりそうです。
というのも、TV視聴のサービスはどのプロバイダでも提供しているのですが、その多くはBSはセットトップボックス経由でないと視聴できません。
現在契約しているJCOMでもそうですが、セットトップボックスが2台あり、その2台とつながっているTVでしかBSを見ることができません。しかもセットトップボックスは本来1台づつのレンタルなので、2台分のレンタル代がかかっています。
家族が増えてくるとTVの台数も増えてくるので、その都度セットトップボックスをレンタルするのは不経済です。
さらに、セットトップボックス式のデメリットはせっかくのTVの機能が活かせないということ。最近のTVはハードディスクさえつければビデオデッキがなくても録画ができます。しかし、セットトップ経由の視聴ではテレビで直接録画ができません。セットトップボックにつなげたハードディスクに録画することになります。
そうなると、BSがセットトップボックス無しで見られるサービスを探すことになりますが、コレが意外とないんですよね。
結果的にはフレッツ・テレビのサービスを提供している「フレッツ光」利用の会社に限られることがわかりました。
いきなり絞り込まれた反面、選択肢が急激に減少となりました。
この方式は「BSパススルー」と言われる方式で、地デジもBSも周波数変換をしないでテレビに送り込まれるためにテレビのチューナーで直接視聴ができるとのことです。
ということで、「フレッツ光」を利用した会社の中で選択していくことになりました。
ちなみにアンテナを設置してしまう場合も合わせて検討したのですが、4年を超えるとお得感がでてきます。アンテナはデザインアンテナと行って壁面にパネル状のアンテナを設置し、BS用にパラボラを設置するパターンでの算出です。依頼する業者や追加工事によっては費用がさらに増加します。電界強度の調査によっては設置できないこともあり、高圧鉄塔の方向がBSアンテナの向く方向と一致することから設置の可否は不明。今回は検討から外すこととしました。下図に費用の比較を載せておきます。
【電話サービスについては?】
つづいて電話サービスについて見ていくことにします。
JCOMのホームページを見ると、「NTTで割り当てられた電話番号であればJCOMから転出できる」と書いてあります。
携帯電話で「番号そのままで他社に乗り換える」と同じ考え方ですが、ナンバーポータビリティが可能です。
私の場合はNTTで割り当てられた番号をJCOMに転入して使っていましたので、転出可能ということがわかりました。
問題はどこに転出するかですが、いくつか考えられる事がわかりました。
- NTTの電話サービスに加入する
- ドコモの「homeでんわ」に加入する
- フレッツ回線の「ひかり電話」に加入する
それではそれぞれ検討していきたいと思います。
まず、①ですが、これは速攻で却下となりました。安価なプランでも工事費は2,000円以上と月額2,000円強が必要となります。
次に、②ですが、「homeでんわ HP01」というアダプタのようなものに既存の電話機をつなぐだけというふれこみで最近良く聞かれるようになったものです。イメージとしては、操作部のない「homeでんわ HP01」という携帯電話機器に、操作部代わりに既存の電話機を繋げて使う感覚です。「homeでんわ HP01」にはSIMカードが入っています。費用も工事費2,000円強と月額は1,000円程度で済みます。
次に、③ですが、いくつかあるプランのうち、「ひかり電話A」というプランを選ぶと、最大3時間分の通話料と6つの追加サービス(ナンバーディスプレイ、転送電話、など)がセットで1,650円というものがありました。工事費は1,000円程のようです。
なお、ナンバーポータビリティをするのに転入にはどのサービスも2,000円程度がかかります。
気分的には最新商品の「homeでんわ」が良いのですが、固定電話に付加したいオプションを含めた月額料金と工事の手配が一括でできるということから「ひかり電話」を選択することにします。
そろそろ「固定電話なんて必要?」という疑問もありますが、まだまだ「固定電話を登録してください」というケースが多く、今しばらくは固定電話サービスの利用も継続したいと思います。
下図に比較検討図を載せておきますので参考になれば幸いです。
【JCOMの解約について問い合わせてみる】
さて、いよいよ天王山!(大げさですね。)JCOMに解約について問合せてみます。
まずは、「J:COMマイページ」からフリーコールで問い合わせてみました。
意外と待たずに繋がりましたが、本人確認の後に「担当者から折り返し電話」とのこと。
我儘ながらこれでは何の役にも立ちません。こちらのタイミングで問い合わせが完了しないのもJCOMに対する不満の一つです。オペレーターからは「今日か明日までには折り返しお電話させます」とのことでした。
このままでは進めないし、電話で矢継ぎ早に情報を聞いても実らもプチパニックになりかねないと思い、せっかくなので、「Webから相談する」と「J:COMチャットサポート」も試してみることにしました。
まずは、「Webから相談する」にチャレンジですが、これは少し騙されました。必要事項を打ち込んで「担当者から折り返し電話」の申込みという感じでした。しかも折返し希望日時帯を指定できるのですが、昼頃のアクセスだったからか最短で翌日午後しか指定できませんでした。私の場合は先程オペレーターに「担当者から折り返し電話」を申し込んでしまったので、二重申し込みみたいになってしまいました。
さて、もはや諦めの境地なのですが、「J:COMチャットサポート」にもチャレンジしてみます。その結果は下記のとおりです。
私)解約手続きの流れについて
J:COM)チャット内容解約手続きの流れは以下になります。
【STEP 1】解約のお申し出 (お客さま) 下記のweb窓口にて解約手続きのお申込みをお願いいたします。 ※サービスの解約はカスタマーセンターにて受付いたします。
【STEP 2】解約の受付 (J:COM) 担当者より折り返し電話にてご連絡をいたします。 ご解約に関しまして、費用のご案内や撤去工事日の調整などを行います。※TV/NET/TELのいずれかのご契約を含む(機器の設置がある)場合
【STEP 3】 撤去工事 (J:COM) ・撤去工事日当日、お客さま宅内に設置されている機器の回収に伺います。 ※工事はお立合いが必要になります。 ・撤去工事完了後、すべての解約手続きが完了いたします。
解約手続きや解約についてのご相談をご希望の方は、以下のURLよりお申し込みをお願いいたします。 ▼ご解約に関するお問い合わせはこちら https://r.jcom.jp/DoKxdcP ※お申込日の当日含む3日以内に担当よりご連絡させていたきますのでご連絡ご希望の日時をご選択ください。
私)解約する際の費用が知りたい
J:COM)ご解約時の費用についてでございますね。 解約費用はお客さまのご契約内容によって異なります。 チャットサポートではお客さまのご契約内容確認が出来ないためこちらでは一般的な解約費用をご案内させていただきます。
①解約撤去費用 サービス解約時は解約撤去費用がかかります。 ※撤去費用は3,300円(税込)~10,780円(税込)の間となります。
②長期契約をご契約中の場合 契約更新月以外でのご解約時は解除料金がかかります。 ※1,100円(税込)~38,500円(税込)の間となります。
③番号ポータビリティでご利用中の電話を解約する場合 別途設定変更手数料が2,420円(税込)が回線数毎にかかります。 正確な金額のご案内はJ:COMカスタマーセンターにて承っております。 詳細については以下のURLよりお問い合わせください。
▼ご解約に関するお問い合わせはこちら https://r.jcom.jp/mGy0J03 ※お申込日の当日含む3日以内に担当よりご連絡させていたきますのでご連絡ご希望の日時をご選択ください。
まあ、不満を言えばきりがないのですが、概ねの流れ等が整理できたのでよかったかなと思います。
あとは、おとなしく「担当者からの折り返し電話」を待つこととします。
【ここまでのまとめ】
まだ、「担当者からの折り返し電話」の内容が残っているので最終決定はできませんが、ほぼほぼフレッツ光回線を使ったものに乗り換えたいという感じになってきました。
以下は自分で調べた費用の概算です。
月額料金は7,513円です。現在の9,000円と比べても随分とお得です。
特典の74,673円は新規ビッグローブの工事費(表中の標準工事費が増えることも考慮)やJCOM関係の撤去費用(解約撤去費用10,780円+ナンバーポータビリティ2,420円)を考えると、多くて40,573円分の特典が残る計算となります。
【担当者からの折り返し電話】
ようやく「担当者からの折り返し電話」がありましたので内容を整理したいと思います。
まず、私の場合は7月1日~9月末が解約料無料の期間でした。
また、解約手続きの流れや費用についても上記のチャットで案内された内容と同じでした。(当たり前といえば当たり前)
感触としては、この時点で具体的な乗り換え先と工事等の概要日時が決まっているとスムーズに解約へと進むようでしたが、私の場合ではじっくり調査して算段して実行しようと思っていたのでここまででした。
しかし、ここで新たな提案をいただきました。
過去にもJCOMでは、「特別割引2,500円」などの代替案を提示されたことがあったのですが、今回の提案はぐっと心が揺さぶられた内容だったので自項目に書きたいと思います。
もしかするとJCOMとの決別は果たせないかもしれない~。
【驚くべき提案が!】
JCOMからの提案は以下の通りです。
☆「スマートお得NET1G」+「地デジ(BS)+J:COMPHONE」+「オプションパック」です。
J:COMの総合パンフレット2022.Vol.3の35ページにちっちゃく載っているプランです。
インターネットの部分は、「スマートお得NET1G」というau光のFTTH回線を使っての1Gbpsの高速インターネット回線となります。費用は戸建てタイプで税込み¥5,478-です。
テレビの部分はBSパススルーではありませんが、BS視聴用のミニセットトップボックスが3台無料で付いてきます。もちろん地デジの部分は従来通り各テレビやビデオで視聴や録画ができます。そして電話の部分も従来通りです。この費用が「地デジ(BS)+J:COMPHONE」+「オプションパック」で¥1,452-と¥550-の¥2,002-です。
更新月のため工事費や回線変更費などはすべて無料、今後は¥7,480-となります。これまでより¥1,520-安くなり、回線速度が3倍。面倒な切り替え申し込みの手配などもないのが魅力です。
問題はBSパススルーなのですが、家族でここにこだわっているのは私だけ。
結局は面倒を避けるのを優先させて、「J:COM継続!」という結論に至りました。
「なんなんだ! 期待して読んでたのに!」という反応に少し申し訳ない気持ちになります。
今後は「スマートお得NET1G」+「地デジ(BS)+J:COMPHONE」+「オプションパック」を満喫したいと思います。
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