最近、自分の血液型を知らない人が増えているって知ってましたか?実は、高校生たちの中にも、自分の血液型を知らない子がいるんですよ。先日、山口県の高川学園では、卒業生たちが献血をしている最中、看護師が「血液型って分かる?」と尋ねると、「知らない」「初めて聞かれる」というやりとりがあったそうです。
では、なぜこんなにも血液型を知らない人が増えているのでしょうか?山口県の針間産婦人科の院長、金子法子さんによると、以前は出生時に血液型を調べるのが一般的でしたが、ここ20年くらいはそれが普通ではなくなってきたそうです。
なぜ出生時の血液型調査が減ったのか、というと、赤ちゃんの時にお母さんの抗体が赤ちゃんに移ることがあるからなんですって。だから、赤ちゃんの血液型を調べても、正確な結果が得られないことがあるんだそうです。
でも、じゃあ血液型を知らないってどうなの?と思ったら、金子さんによると、特に問題はないそうですよ。緊急時に輸血が必要なら、その時にしっかり調べればいいし、血液型を知っておくことが役立つのは、まるで占いくらいのものだそうです。
でも一方で、自分の血液型を知っておくことも大事な場面があるんです。例えば、特殊な血液型の人が緊急時に輸血を必要とした場合、その血液型を認識していない病院もあるそうですし、珍しい血液型の人は他県から血液を取り寄せる必要があることもあるそうです。
だから、知らないからといっても、安心できるわけではないかもしれません。でも、そのために焦る必要はないんですよ。若い人たちが献血することで、血液型も調べられるし、誰かのためになるし、自分自身の安心のためにも、献血っていいことかもしれませんね。
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